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日本の環境省は、「アジア太平洋3R推進フォーラム第9回会合」を3月4日から6日にタイの首都バンコクで開催したことを発表した。

日本政府の提唱により、アジア各国における3Rの推進による循環型社会の構築に向けてアジア各国政府・国際機関・援助機関・民間セクター・研究機関・NGO等を含む幅広い関係者の協力の基盤となる『アジア太平洋3R推進フォーラム』が設立されていた。このフォーラムでは、平成21年11月に第1回目となる会合を日本で開催した後に、定期的にアジア各地で会合を開催していた。今回は第9回目となる会合が開催されることとなった。

今回の会合の主催者は、日本の環境省・タイの天然資源環境省・国際連合地域開発センター(UNCRD)であった。参加者は、ASEAN加盟国を含むアジア諸国・太平洋島嶼国等の約40か国と世界銀行・国際労働機関(ILO)・経済協力開発機構(OECD)・アジア開発銀行(ADB)・国際協力機構(JICA)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA) などとなる。日本からは、あきもと環境副大臣などが参加した。

会合の全体テーマは「自足経済に向けた手段としての3R-持続可能な開発目標に対する示唆-」となり、『自足経済に向けた循環経済』『プラスチック廃棄物の利用と循環経済』『自足経済に向けた循環物質フローについて』『自足経済に向けたクリーンエネルギーとグリーン産業を実現するテクノロジー』『循環経済に関する政策関係者に向けたリーダーシッププログラム』を主な論点として意見交換などが実施された。また、フォーラムと並行して「アジア太平洋3R市民フォーラム」「アジア太平洋3R白書会合」「3R国際展示会」のサイドイベントも開催された。

次回の第10回目となる会合は、ロシアで開催される予定である。

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