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在フィリピン日本大使館は、フィリピンの北コタバト州で実施していた中等学校教室の整備支援が完了したことにともない、引渡し式が開催されたことを発表した。

フィリピンのミンダナオ島北コタバト州アラマダ町にあるマングリックモット中等学校では、教室不足により竹製の簡易素材で建てられた教室で授業をしていた。この教室では、雨が降ると天井からの雨漏れにより授業を中断しなければならず、入学者数の増加より教室の混雑状況が見られ、生徒に安全で適切な学習環境を提供できていないことが喫緊の課題となっていた。そのため日本政府は、この課題を解決させるための支援を実施することを決定した。

今回の支援プロジェクトは、草の根・人間の安全保障無償資金協力「北コタバト州アラマダ町におけるマングリックモット中等学校教室整備計画」として実施された。この事業では、「ミンダナオ和平支援案件(J-BIRD)」の一環として99,803米ドルが供与された。この支援では、新たに2階建て4教室及び机・椅子などの教室設備を整備したことにより、約232人の児童に対して安全で適切な教育環境を提供することが可能となった。

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