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海上保安庁は、独立行政法人国際協力機構(JICA)との協力のもとで、開発途上国で水路測量に従事する技術者を対象とした海図作製能力向上のための研修を6月19日から12月7日の日程で開催することを発表した。
JICAでは、JICA課題別研修(水路測量技術者養成の国際認定コース)を昭和46年から毎年開催しており、この研修を修了した研修員には水路測量国際B級資格が付与され、今年で49回目の開催となる。今までにはタイ水路部長・フィリピン水路部長・フィリピン地図資源情報庁次長・マレーシア水路部長・パキスタン水路部長・タンザニア水路測量部長なども参加しており、合計44ヶ国から436名の修了生を輩出しており、修了生は自国における能力向上にも貢献している。今回の研修に参加する予定者は、インドネシアから4名、ミャンマーから1名、タイから1名の合計3カ国6名となる。
今回の研修の主なカリキュラムは「海図作製に必要な理論及び実務に関する講義(測地学、潮汐、水深測量等)」「海図作製に必要なデータ収集のための港湾測量実習(大分県別府港)」「海上保安庁測量船による洋上実習(駿河湾)」となる。予定している主な研修スケジュールは、6月24日に海上保安庁海洋情報部でカントリーレポート発表会、9月25日から10月25日に大分県別府港で港湾測量実習、11月18日から19日に駿河湾で測量船による洋上実習、12月6日にJICA東京センターで閉講式、となる。
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