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日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、バングラデシュ国内のミャンマーからの避難民キャンプ「クトゥパロン避難民キャンプ」で、整備を支援してきた給水施設の完工式が実施されたことを発表した。

JICAが実施していた整備は、無償資金協力で支援している「地下水調査及び深層帯水層水源開発計画」のもと、JICAが深さ約400メートルの深井戸の掘削をし、国際移住機関(IOM)が給水施設などの整備を担当していたものである。また、地下から水を汲み上げるための動力源にはソーラーパネルが使用され、環境に配慮した発電方法を用いられている。同避難民キャンプ最大となるこの給水施設により、約3万人の避難民が安全な水を利用できることになった。

開催された完工式では、バングラデシュの地方開発協同組合省の次官からJICAやIOMに対して、持続的な水供給を可能にしたことへの感謝の言葉が述べられた。給水施設を利用する避難民からは「大変うれしく、感謝している。給水施設を皆で大事に使うことをお約束する」という声が出ていた。

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