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日本の海上保安庁は、外国海上保安機関の能力向上支援専従部隊である「海上保安庁モバイルコーポレーションチーム(MCT)」と海難救助の最前線で活動する巡視船「さつま」首席航海士(潜水士)をベトナムのハノイに派遣し、捜索救難セミナーを10月9日と10日に開催したことを発表した。
今回実施したセミナーは、「海上保安庁とベトナム海上警察との間の協力覚書」に基づいてベトナム海上警察(VCG)からの要請が行われたために実施されたものである。日本から派遣された者は、モバイルコーポレーションチーム職員2名と鹿児島海上保安部巡視船さつま首席航海士(潜水士)となり、訓練対象者はベトナム海上警察職員8名となる。
この訓練では、実際の海難現場において救助の現場指揮者をしている巡視船さつま首席航海士から海上保安庁が実際に行っている曳航救助の手順に従って、遭難船舶等から情報収集すべき内容や入手した情報の評価方法、曳航に使用するロープの材質や長さの決め方など曳航作業の計画を策定する手法、作業前に打ち合せるべき事項、曳航ロープを船体に取り付ける方法、現場での安全管理などについて紹介した。
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