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丸紅株式会社は、医療・ヘルスケア分野のロシア・中国・東南アジアなどの海外事業展開に向けて、国立大学法人の九州大学病院と包括的戦略提携の覚書を締結したことを発表した。
丸紅の見解では、東南アジアでは人口増加・所得向上に伴い医療需要が急速に拡大している一方で、医療サービスが国際水準に達している病院数が不足している。また、ロシアと中国では、先進国に比べ平均寿命は依然として低く、予防医療を含めた医療サービス向上が社会的課題となっている。そのため丸紅は、これらの医療・ヘルスケア市場の成長が見込まれる地域での事業展開を行うため、九州大学病院と提携する覚書を締結することを決定した。
丸紅と九州大学病院は、今後は医療・ヘルスケア市場の成長が見込まれる地域において、九州大学病院の持つ医療技術や遠隔医療教育ノウハウ、予防医療研究を活用し、海外病院へのDoctor to Doctor型遠隔医療サービスの提供、内視鏡による早期診断等の技術指導を積極的に展開していく。なお、この提携事業の第一弾として、丸紅とロシア鉄道公開株式会社との共同事業で、九州大学病院が遠隔医療を含めた医療技術提供者として新たに参画する予定である。
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