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日本政府は、パキスタンのポリオ(急性灰白髄炎・小児麻痺)の感染拡大防止・撲滅計画を支援するため、4億8,500万円の無償資金協力を実施することを発表した。
パキスタンは、アフガニスタンとナイジェリアと並んで野生株によるポリオ感染が確認されている国のポリオ常在国の一つであり、日本は1996年からパキスタンにおけるポリオ撲滅に向けた支援をUNICEFと協力して継続的に実施している。このパキスタンでは、ポリオ撲滅に向けた追加・集中的な対策を通じて、パキスタン全土への感染拡大を防ぐことが喫緊の課題となっていた。そのため日本政府は、パキスタンへの追加の支援を実施することを決定した。
今回の支援は、「ポリオ感染拡大防止・撲滅計画」として、4億8,500万円の無償資金協力により実施される。支援に関する書簡の交換は、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードで、進藤雄介駐パキスタン臨時代理大使と先方アイダ・ギーマ国連児童基金(UNICEF)パキスタン代表との間で実施された。
この支援は、パキスタンにおけるポリオの新規発症が新たに確認された地域及び感染拡大の可能性が高い地域において、5歳未満児を対象として集中的にポリオワクチン接種キャンペーンを実施するために必要なワクチンを調達するための資金を供与するものである。この協力により、約2,000万人の5歳未満児へのワクチン接種が可能となる。
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