日本の経済産業省とタイの工業省は、日タイ両国における産業保安のスマート化の現状及び今後の展望を共有するとともに、両国の産業保安分野におけるさらなる連携強化を図るため「日‐タイスマート保安シンポジウム2020」を2月19日に開催する。
日本の経済産業省では、「産業保安のスマート化」を「Connected Industries」の重点分野の1つに位置づけ、IoT・AI・ビッグデータ等の新技術を活用し、プラント等における安全性及び効率性・生産性の向上を進めている。2018年6月には、タイ工業省との間で「産業保安のスマート化の強化に関する協力覚書」を締結しており、今回はこの覚書に基づいた協力として、シンポジウムが開催されることとなった。
予定しているプログラムは、経済産業省/タイ工業省/駐日タイ王国大使館から「開会セレモニー」、経済産業省 産業保安グループ 保安課 課長補佐から講演「さらなる保安力の向上を目指して~産業保安のスマート化を中心に~」、タイ工業省から講演「タイにおけるプラント保安のデジタル化に向けた政策と課題(仮)」、東京農工大学大学院工学研究院から基調講演「日本のプラント保安におけるIoT活用の現状と今後の展望」、タイ化学工学会から特別講演「タイにおけるスマートHAZOPを活用したデジタル時代のプラント安全性評価に向けた取組」、事例講演「タイ企業におけるプラント保安とIoT化の現状 事例1」、「コーヒーブレークおよび名刺交換会」、事例講演「タイ企業におけるプラント保安とIoT化の現状 事例2」、チュラロンコン大学工学部から技術講演「日タイ間の産学連携を通じたビジネスチャンス」、技術講演「日タイ連携によるタイ産業集積地におけるエリアBCM構築プロジェクトの紹介」、山九株式会社 メンテナンス事業統括部部長から「山九の3PM(3rd Party Maintenance)~日本のプラントメンテナンスと海外展開~」泰日経済技術振興協会(TPA)から技術講演「タイにおけるプラント保安のIoT化の現状(仮)」「閉会挨拶」となる。
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