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日本政府は、インドネシアの下水道整備と洪水制御を支援するため、合計で約642億円の円借款を行うことを発表した。
下水道整備の支援は「ジャカルタ下水道整備計画(第1区)」として、供与限度額が570億6,100万円により実施される。この支援は、ジャカルタ特別州では急速な経済成長に伴い人口増加や商業集積が進んでいるが上下水道などの都市基盤インフラの整備が遅れているために実施されるものである。この計画では、ジャカルタ特別州中心部に位置する下水処理区である第1区において、下水処理施設の建設及び下水管渠の整備などを行うためにインドネシア政府に資金を融資する。
洪水制御の支援は「洪水制御セクター・ローン(フェーズ2)」として、供与限度額が72億9,900万円により実施される。この支援は、インドネシアは洪水・地滑り・地震・火山噴火など自然災害が多発しやすい国土であり災害対策は喫緊の課題となっていたために実施されるものである。この計画では、洪水被害に脆弱なインドネシアの主要地方都市において洪水制御インフラの整備と流域管理事務所の組織能力強化などを行うためにインドネシア政府に資金を融資する。
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