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愛知県は、「あいち医療通訳システム」で派遣する、ベトナム語の医療通訳者の募集を開始した。
愛知県の発表によると、愛知県では全国で2番目に多い約28万人の外国人が暮らしており、これらの人々は日本語が分からないために医療機関等へ行くことができなかったり、日本語の分かる友人などと一緒に行くことができても、医療に関する専門的な言葉でコミュニケーションをとることが難しかったりする状況にあったとしている。そのため愛知県は、外国人の方々にも安心して医療機関等を受診してもらえるよう、県内の医療関係団体、大学、及び全市町村とともに「あいち医療通訳システム推進協議会」を設立し、英語、中国語、ポルトガル語など14言語の医療通訳者を派遣するサービスを行っていた。
今回は、急増するベトナム人に対応するため、ベトナム語の医療通訳者の募集が行われることとなった。募集対象者は、「社会生活に必要なベトナム語及び日本語を十分に理解し、使うことができる程度の語学能力があり、医療通訳者として派遣に応じる意志のある方」となる。なお、専門的な医療知識や通訳技術は応募時点では問われない。また、医療通訳者の基礎研修の中では、一部で英語を使用する場面がある。
予定しているスケジュールは、募集、語学能力試験、基礎研修、認定試験、登録、現場研修、派遣開始、となっている。基礎研修を受けて、認定試験に合格した人のみ、現場研修を経て派遣される。
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