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日本の総務省は、第14回目となる自治体国際交流表彰を発表した。今回は、中国・韓国・アメリカなどと国際交流を実施している、「富山県」「京都市」「薩摩川内さつませんだい市」が受賞した。

総務省と一財の自治体国際化協会は、地域の国際化の更なる推進を図るため、姉妹自治体交流などの国際交流について、創意と工夫に富んだ取組を表彰し広く全国に紹介する事業『自治体国際交流表彰』を平成18年度から実施している。この事業は、「先進性」「独自性」「継続性」「活発性」「協働性・連携性」「効果」の項目で審査しており、応募のあった団体及と他団体から推薦のあった団体に、有識者などで構成する審査委員会の審査を経て、総務省と自治体国際化協会が決定している。審査委員会は、明治大学、愛知淑徳大学、国際文化交流協会、全国市町村研修財団全国市町村国際文化研修所、東京学芸大学教育学部、株式会社天怡、早稲田大学政治経済学術院、総務省自治行政局、自治体国際化協会、の関係者により構成されている。

第14回目となる自治体国際交流表彰(総務大臣賞)を受賞した団体は、「富山県」「京都市」「鹿児島県薩摩川内さつませんだい市」となる。

富山県は、中華人民共和国の遼寧省(りょうねいしょう)と姉妹(友好)都市提携を昭和59年5月9日から実施している。富山県は日中国交正常化に尽力した故松村謙三氏の故郷で中国との交流に力を入れており、「日中青少年交流推進年」にあたる2019年には、青少年の交流団を相互に派遣交流を促進していた。

京都市は、アメリカ合衆国のボストン市と姉妹(友好)都市提携を昭和34年6月24日から実施していた。2019年に姉妹都市提携60周年の大きな節目を迎えたことを契機に、『文化交流等を通じたグローバル人材の育成』『ライフサイエンスをはじめとする経済交流』を柱とする記念事業を実施していた。

薩摩川内さつませんだい市は、中華人民共和国の常熟市と姉妹(友好)都市提携を平成3年7月26日に、大韓民国の昌寧郡と平成24年5月16日から実施していた。常熟市とは、重要港湾「川内港」を利用した貿易交流による地域経済の活性化を図っているほか、中国のホストタウンとして登録を受け、選手との交流を主軸とした交流も行っている。昌寧郡とは、双方に共通した綱引き文化を通じた独自性の高い文化交流を実施しているほか、両自治体の共通点である温泉、観光、ラムサール登録湿地、農業などを活かした交流を行っていた。

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