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日本政府は、バングラデシュの感染症対策及び保健・医療体制整備と若手行政官などの育成のため、合計で14.46億円の無償資金協力を実施することを発表した。
感染症対策及び保健・医療体制整備の支援は、「経済社会開発計画」として供与額が10億円の無償資金協力により実施される。バングラデシュにおいては、3月8日に初の感染者が確認されて以降から感染者数が日々増加しており、人口密度の高さや従来の保健医療システムの脆弱さ及び医療人材の不足から、今後更に感染が拡大した場合のリスクが極めて高く、保健・医療体制の強化が喫緊の課題となっていた。そのため日本政府は、バングラデシュに対してCTスキャナー、移動式X線撮影装置などの保健・医療関連機材を供与する。
若手行政官等育成の支援は、「人材育成奨学計画」として供与限度額が4.46億円の無償資金協力により実施される。バングラデシュでは、堅調な経済成長を遂げつつも各開発課題を取り扱う政府機関の職員・組織・制度・財政などの能力・体制が、取り組むべき課題に比して総じて不足しているという現状に直面しており、将来を担う若手行政官などの人材育成が急務となっていた。そのため日本政府は、日本で修士または博士の学位を取得するために必要な学費などを供与する。
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