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在フィリピン日本大使館は、日本の緊急無償資金協力によるアビガンがフィリピンに到着したことを発表した。
在フィリピン日本大使館の見解によると、新型コロナウイルス感染症の沈静化に向けて治療薬の開発は極めて重要であるとしており、アビガンは新型コロナウイルス感染症への有効性は未確立であるが、ウイルスの増殖を防ぐ薬として海外の多くの国から関心が寄せられていた。そのため日本は、各国からの要請を踏まえ、希望する国々と協力しながら、新型コロナウイルス感染症に係るアビガンの臨床研究を拡大する考えであった。こうした観点から、日本は新型コロナウイルス感染症の感染者が発生している国々に対する支援を実施するための緊急無償資金協力を行うことを決定しており、フィリピン政府に対しては100人分のアビガンを無償で供与することを決定していた。
今回は、このアビガンがフィリピンに到着したことから発表が行われた。このアビガンには催奇形性という副作用があることから、それを十分に認識した上で医学的に適正に処方・使用されることが重要であり、これによりアビガンの臨床研究の前進に寄与することが期待される。
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