日立はミャンマーで昇降機事業を拡大するため合弁会社設立

スポンサーリンク




ヤンゴンの様子(編集部撮影)
このページの所要時間: 156

株式会社日立製作所は、ミャンマーにおける昇降機事業を拡大するため、ミャンマーで昇降機の販売・サービスを主な事業とする合弁会社「Hitachi Elevator」を設立したことを発表した。この合弁会社は11月から本格的に営業活動を開始し、ミャンマー市場での受注拡大を目指す。

日立製作所は1997年からミャンマー市場への参入を行っており、ミャンマー最大の都市ヤンゴンの「サクラタワー」に4台のエレベーターを納入、「シャングリラレジデンス」の建設工事、「セドナホテル」の拡張工事など、ヤンゴンの代表的な開発案件において昇降機を納入してきた実績をもつ。2013年11月には、プライム・デコ社と代理店契約を締結し、積極的な営業活動を展開し、最近ではヤンゴン最大級の開発案件である複合施設、「HAGLミャンマーセンター」ですべての昇降機70台を受注している。

ミャンマーの建設市場は、今後も各種インフラ整備や外資系製造業の参入による工場建設などで需要が急速に拡大していくとみられており、ミャンマーの昇降機の新設市場規模は、2015年度の約1,300台から2020年度には約2,000台へ増加が見込まれており、年率7%を超える高い伸びが期待されている。この成長に日立は対応するために、今回の合弁会社設立が実施された。設立された合弁会社の資本比率は、日立製作所が27%、サイアム日立エレベーター社(Siam-Hitachi Elevator)が50%、プライム・デコ社(Prime Deco Engineering)が23%となる。

日立製作所は、今回設立した日立エレベーター・ミャンマー社を中心として、今後もミャンマーの経済発展に貢献し、昇降機市場で営業活動を強化していく方針であることを表明している。

【設立した合弁会社の詳細】
社名(日本語表記):日立エレベーター・ミャンマー
社名(英語表記):Hitachi Elevator (Myanmar) Co., Ltd.
所在地:ミャンマー ヤンゴン市
設立年月:2015年7月
事業概要:昇降機の販売、据付、保全
従業員数:約25人
資本金:2M USD(約2億4千万円)
(出資比率:日立製作所27%、サイアム日立エレベーター社50%、プライム・デコ社23%)

スポンサーリンク


関連カテゴリ ミャンマー
関連タグ

ミャンマー関連ニュース

ミャンマー関連登録情報